紙の目?

越谷市で印刷・デザイン・HP制作・市場分析を行っているプリントスタジオフリーダムです。

印刷やコピーに使われる用紙ですが紙に目がある事をご存知ですか?

神の目?じゃありません。紙の目です。抄紙機という紙を製造する機械で網目状のワイヤ

が高速で進む時に、長細いパルプの繊維がその進行方向に沿うように流れ、定着する時に

できる特性により縦目(T)と横目(Y)があります。

一見、普通に見ても見分けは困難ですし、コピーやプリンタでの印字するだけならさほど

気にする事もないと思います。

この目は商品にも記載されていると思います。例えばA4(Y)とかA4(T)です。

他の見分け方としては

・紙を破った時に、まっすぐに破れやすいほうが流れ目。

・紙を曲げてみて、コシ(剛性)のある方が流れ目。

・紙の片方の面を水でぬらすと、流れ目に沿って紙が反対面にカールする。

例えば名刺用紙で、同じ厚さ(重さ)の紙でも『コシの強さ』や『ハリ』の感触も変わり

質感も別物に感じます。

印刷機の性質や製本加工、折り加工、商品としての使われ方を考えて紙を選択し、紙の目

の性質も考慮する必要があるわけです。